良好な人間関係を築く「自己重要感」
- いさむ 小林
- 2023年10月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年1月15日

人との関係で悩んだことがないという人はめったにいないと思います。
私たちは人間関係で多くの時間悩みますから、人間関係を良くしたいと誰でも思うはずです。
人間関係を良くするには、最も大切なことを紹介します。
▼目次
自己重要感を満たしてあげる
人は誰でも例外なく「自分は重要な人間だ」と思いたいという欲求を持っています。
自分は価値のある重要な人間だと思いたいし、人からそう扱われたいという欲求です。
これは他の動物にはなくて人間ならではの欲求です。
切実に求めていながら簡単にはかなえられないのがこの「自己重要感」です。
自分の自慢をしたい、子どもの自慢をしたい、立派な肩書がほしい、ブランド品を身につけたい、すべてここからきています。
結婚生活に女性が見切りをつけて離婚する主な理由は何だと思いますか?
裏切りや夫のハラスメントとかではないそうです。
夫から感謝されていないと感じていることだそうです。
重要な存在だと実感したい、認められたい、感謝されたい、こういう思いを満たしてあげることが人間関係で大切なことです。
人が一番興味があるのは「自分自身」
1つ質問です。
この世の中で人が一番興味を持っていることは何だと思いますか?
お金のことでしょうか? 仕事? 異性とか? 美容とか?
違います。
ここまでお読みになっていただいておわかりかもしれませんが、「自分」です。
人の興味の対象は何よりも「自分自身」です。
こう書くと、「私は私のことなんて好きじゃありません」という方もいると思います。
「私のことはどうでもいいです」「どうせ私なんて」「私私私」・・・
でも全部私のことですよね。
人間関係では相手のことよりも、自分がどう見られているのか、どう扱われるのかが気になります。
ですので会話では、自分のことよりも相手のことや相手に関係する話題を取りあげるべきです。
自分が話すよりも相手がその人自身の話をするのを聴くことが大事です。
人はみんな相手よりも自分に興味関心があるということを覚えておきましょう。
好意の「返報性」
人間関係で相手を「自分は重要な人間だ」と思えるように扱ってあげると何が起こるかというと。
相手の人はあなたに好意を持つようになります。
自分のことを大事に扱ってくれた人へ、好意に対して好意で答えようとします。
心理学で「返報性の法則」というものがあります。
人から何かをもらったら同等のものを返したくなる、これは誰の中にでもある衝動です。
人から助けてもらったり、何かを与えてもらうと、お返しをしないといてもたってもいられなくなりますよね。
ポジティブなものを与えればポジティブなものが返ってきますし、逆にネガティブなものを与えればネガティブなもので返されます。
相手に好意を示せば好意で返ってくるし、敵意を示せば敵意で返ってきます。
まとめ
人間は自分のことに関心があり、自分は重要な人間だと思いたい欲求がある。
それなら相手の自尊心を満たしてあげるように好意的に接するとよい。
好意的に接してもらえた相手はこちらにも好意的に接してくれるようになる。
これが良好な人間関係を築く原理原則です。
最後までお読みくださり、本当にありがとうございました。



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